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田主丸・黒島神社 茅の輪くぐり・風鎮祭ご神事

 鳥居には、朝から準備された茅の輪が据えられた。
 口高地区の境に立てられる御幣柱(ごへいはしら)6本は、社殿の中に運ばれた。御幣柱とは呼んでいるものの、正式な名称は不明。
 到着した月読神社・林裕宮司様は、神前に風旗を供えた。旗には、ご自身の筆で「風鎮祭 五穀豊穣・蝗虫駆除」の文字が。

 コロナ禍で少人数に制限されたご神事の参加者は、合図も無くいつの間にか、宮司様を先頭に左右左と八の字に茅の輪をくぐり、風鎮祭ご神事のため社殿へ上がる。
 修祓(しゅばつ)では、宮司様が大麻(おおぬさ)で、参加者とともに6本の御幣柱もお祓い。

 ご神事が終われば、いよいよ木の上の風旗の交換。田主丸の風と大地に対峙した風旗は1年ぶりに地上へ戻り、代わってまっさらな風旗が田主丸の青空に上がる。
 この風旗の交換、昔は当然クレーンではなく、青年部の若者が梯子で登ってだったそう。しかも、今よりももっと大きく高い樟の木があって、そのてっぺんに括り付けたと言う。どんなに勇壮な光景だったろうか。

 新しくなった風旗が見守る中、さまざまな厄から口高地区を守るため、6本の御幣柱は神社から運ばれて地区の境々に立てられたのだった。(2021/6/27)

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